当団について

仙台ブリティッシュブラスバンドとは

日本でのブリティッシュブラスバンドは小学校のクラブ活動で金管バンドがあるところもありますが、一般的にはほとんどなじみはない編成です。しかし近年徐々にその良さが認められつつあり、全国に僅か数十団体ではありますが、一般向けに演奏活動するブラスバンドも現れました。

仙台ブリティッシュブラスバンド(SBBB)は、「仙台にもブリティッシュスタイルのブラスバンドを作ろう」ということから有志が集い、1990年12月に結成されました。

当時はコルネット・テナーホーンなどは1本もない団体だったのですが、楽器も本場のものと同じ形に整えられ、結成以来、年1回の定期演奏会を軸に活動してきました。2000年3月には創設10周年記念となる、第11回定期演奏会を開催しました。また秋には、山形市にて2回目の遠征となる特別演奏会を開催し、聴衆の皆様に大変好評いただきました。

SBBBの活動は、ブラスバンドのサウンドを聴衆の皆さんと共に味わい、楽しむためにあります。我々はそのために日夜練習に励んでいます。

ブリティッシュブラスバンドについて

ブリティッシュ…、という名の通りイギリス生まれの合奏形態です。その祖先は、200年前のイギリスの街角で、募金を募るために賛美歌を日々演奏しつづけた「救世軍」という名の金管4重奏団でした。それが現在の形になったのは、19世紀中頃より炭坑で働く人々のために金管バンドが結成され、急速に各地に広がっていったためといわれています。辛い労働の中の「安らぎ」の場として(クラブ活動の様なもの)、それぞれの企業でバンドがどんどん作られていきました。

その数あるバンドの中で、次第に競争が始まり、各地でコンクールが盛んに催されるようになると、個々のバンドでまちまちだった編成も統一されました。メンバーの演奏技術も向上して、いい結果を出そうと懸命に練習に励むようになったのでしょう。

そうして、いつしかバンドは会社だけのものではなくなり、それぞれの地域に密着した、「わが町のバンド」にその形を変えていきました。現在でも月に1回のペースで、何らかの形でコンクールが催されているそうです。

また、イギリスだけでなくヨーロッパ、果ては世界中へと、金管バンドは急速に広がっていきました。現在、本場イギリスでのそういったバンドの数は、2000団体以上に及びます。

200年近い歴史があるとはいえ、現在のブリティッシュ・ブラスバンドの編成は、ほとんど当時完成されたイギリスのものと変わりはないようです。金管楽器と打楽器のみのアンサンブルであり、楽器の種類からその担当人数(管楽器で10種類25パート)まで厳密に決まっています。

そして最大の特徴は、コルネットやユーフォニアム、また現在の吹奏楽ではほとんど使われないテナーホーン・バリトンホーンなどといった「サクソルン属」の楽器で統一されていることです。

ブリティッシュ・ブラスバンドでは、最高音域から最低音域まで、同じ種類の楽器で演奏するので、合奏ではまるで1台のパイプオルガンを聞いているような、幻想的な深みのあるサウンドを聴くことができます。

もちろん金管楽器ですから、輝きのある音楽、また激しい曲想はお手のもの。そして、演奏には超絶したテクニックを要するなど、まさに「究極の金管アンサンブル」のひとつの形といえるでしょう。